2010/11/01

公演写真「朗読とマジックのあるカフェ」

先日、10月24日におこなわれた「朗読とマジックのあるカフェ」の公演の模様を、写真で紹介します。
写真はすべて、名古屋ウェルバ・アクトゥスのディレクターをやってくれているファンキーが撮ってくれたものです。わざわざ名古屋から来てくれました。

(1)菊地裕貴と照井数男
(2)照井数男 いよっ、男前!
(3)水城ゆう ピアノソロのときの。いよっ、男前! 後姿だけど。
(4)左から菊地裕貴、唐ひづる、玻瑠あつこ、野々宮卯妙 華やかな絵ですな。
(5)菊地裕貴、唐ひづる、玻瑠あつこ
(6)マジシャン・畷案山子 本に火がつこうとしているところ。
(7)照井数男と女性陣 楽しそうな絵ですな。
(8)おなじく リレー朗読の最中。
(9)おなじく これも女性陣はリレー朗読中でしょうか。
(10)菊地裕貴と唐ひづる
(11)菊地裕貴 出演者のなかでは一番若い。かわいいね。
(12)玻瑠あつこと野々宮卯妙
(13)唐ひづる 背後霊は照井数男
(14)玻瑠あつこ 背後霊は照井数男
(15)終演まぢか
(16)終演後の歓談タイム
(17)集合 出演者とげろきょメンバー。みんないい顔してる。
(18)舞台袖の桟敷席 なに楽しそうにはしゃいでるの? ロボットが見てる。

2010/10/25

「朗読とマジックのあるカフェ」ライブレポート

2010年10月24日。あ、息子の誕生日だった。
10時すぎ、羽根木の家へ。けっこう寒い。雨が降りそうだ。丸さんが車ですでに来て、駐車場で待っていてくれた。さっそくいっしょに家の中へ。
ちょっとお茶してから、荷物を積みこみ(といっても今回はたいした荷物はなし)、11時に下北沢〈Com.Cafe 音倉〉へ。関係者は現地集合することになっていて、すでに出演者はみんな来ていた。

まずは照明のセッティング。
今回、照明はまぁやがやってくれることになっていて、その打ち合わせを最初にやる。そのまま照明合わせを兼ねて軽くリハーサル。
途中からマジックの畷さんが来たが、マジックの仕込みがあるので、そのままリハーサルを進行。ただし、照明や立ち位置などは相談しながら。

リハーサルはあっという間に終わる。
あとはのんびり。昼食を食べたり、休んだり。
名古屋のファンキーから、いまから行くという連絡が入る。びっくり。柊麗子といっしょに東京に来ているらしい。うれしい。

14時、開場。
開演1時間前に開場というゆったりしたスケジュールだが、これは店の意向を受けて。開演までゆっくり飲食を楽しんでもらおうということで、ライブカフェならでは。
今回、集客に苦労したのだが、昼の部はそれでもそこそこ来てくれる方が集まった。ほとんどが顔見知りや、出演者の知り合いばかりなので、会場はなごやかな雰囲気に。これはこれでいい感じ。

15時、開演。
今回、当日パンフレットを作らなかったので、この演目の経緯や出演者について私が最初に少ししゃべる。こういうことは珍しい。
そのあと、照明を落とし、演目がスタート。
この内容は、近く、抜粋映像をYouTubeなどで見られるようにする予定。ビデオカメラを丸さんが担当してくれた。あと、iPod touch でもビデオ録画してみた。

終わってから、皆さんと歓談。
いつもいわれることだが、どこまで即興でどこまで取り決めがあるのか、という話になる。多少のきっかけはあるが、基本的に読みはすべて即興。このように読まなければならない、という演出指示はいっさいない。ある程度、こういう読み方がおもしろいのでそれでいこう、という稽古でのイメージ作りはあるが、それも作り込まれたものではなく、その場の雰囲気や出演者同士のコミュニケーションのなかで自在に変化していく。
音楽はもちろん、完全即興である。
というと、たいていの人がびっくりするのだが、むしろ演出的取りきめであんな複雑なことはできないと思うのだが。もしそれをやるとしたら、何ヶ月もみっちり、綿密な段取り稽古をしなければならないだろう。ってなことを、演劇の人たちは普通にやっているのかもしれないが。
取り決めを完全にこなせることを練習するのではなく、どのようにでもやれるように、どんなことにでも対応できるように稽古するのが、現代朗読の方法だ。

昼の部のお客さんが帰り、我々は食事。
毎回、音倉では、まかない飯が出る。これがありがたい。そしておいしいのだ。今回はタイカレーだった。ありがたくいただく。
スケジュールがゆったりしているのはいいが、待ち時間が長い。居眠りしたり、のんびりと夜の部の開場を待つ。

18時、夜の部、開場。
お客さんが少ないので、最初、だれも来なくて、このままだれも来ないのではないかという錯覚に陥るほどだった。私も少し居眠りしてしまった。
夜の部のお客さんがようやく何組かやってきて、にわかににぎやかになった。身内ばかり、というか、よくいえばアットホームな雰囲気のなか、19時、夜の部開演。
昼の部より笑い声がたくさん聞こえたり、マジックとお客さんの交流が楽しかったりと、また違った雰囲気になった。

終わってから歓談。
これもいつもいわれることだが、これだけおもしろい内容なのに、もっとたくさんの人に見てもらいたいね、といわれる。毎回いわれる。つまり、宣伝下手、集客力のなさ、ゆえのことだ。
今後のライブや公演の開催については、根本的な部分から見直したいと思った。つまり、我々はなんのためにライブや公演をやるのか、という本質的な問いからの再スタートだ。

いずれにしても、昨日音倉においでいただいたすべての皆さんには、深く感謝いたします。ほかでは得ることのできない貴重な体験をさせていただきました。皆さんもいくらかでもその体験を共有していただけたら幸いでした。
(演出:水城ゆう)

2010/10/24

朗読とマジックのあるカフェ

当公演は終了しました。
ご来場ありがとうございました!

2010年10月24日(日)昼の部(15時)/夜の部(19時)@下北沢

「朗読とマジックのあるカフェ」

下北沢のライブカフェ、Com.Cafe音倉にて、芥川龍之介「魔術」を現代朗読の味つけで

「食卓」バージョンとはまったく違う「魔術」
現代朗読ならではの、その場その時を共有する全員での共感をめざして……


7月版とはまったく異なる演出で、妖かし感200%UP!

さらに広い空間で、ロードクとマジックが重なりあい絡みあい、地下に七色の虹を織りだします……

現代朗読協会にしかできない、即興演奏に呼応する自由な発想でのセッション的パフォーマンス!

オーガニック料理&スイーツをいただきながら、くつろいで素敵な時間をお過ごしください


〈日時〉10月24日(日) 昼の部 15時開演/夜の部 19時開演 ※開場は1時間前※
〈会場〉下北沢 Com.Cafe音倉 (京王井の頭線・小田急線下北沢駅徒歩2分)
前売 3,000円 /当日 3,500円 ※1ドリンク付き※
〈出演〉畷案山子(マジシャン)+唐ひづる/玻瑠あつ子/菊地裕貴/照井数男/野々宮卯妙(以上ロードク)
〈演出・音楽〉水城ゆう

◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆


 2010年7月17日(土)夜7時@東松原
ライブショー
「朗読とマジックのある食卓」
東松原のレストラン、スピリット・ブラザーズで、マジックとお料理とのコラボレーションライブ
 ドリンクと美しい小皿料理がついて、なんと3,000円
美味しい食事とお酒を楽しみながら、マジックと朗読、そして音楽が混然一体となった楽しい空間に酔ってください。

2010年7月17日(土)  開場18:30/開演19:00
(京王井の頭線東松原駅徒歩30秒)
料金 3,000円 (1ドリンク&1プレートディッシュ付き)
〈出演〉
畷 案山子(奇術師)
野々宮卯妙/唐ひづる/玻瑠あつこ/シバシムツキ/城崎つきみ/照井数男(以上現代朗読協会)
水城ゆう(音楽)

◆◇◆ ◇◆◇ ◆◇◆
「朗読とマジックのある食卓」満員御礼!!

2010/09/21

「特殊相対性の女」公演レポート(6)

玉子、少女、女、老婆、若さ、老い、自由、移りゆくもの。

昼の部は4時すぎに、夜の部は8時すぎに終了。
終演後は昼の部も夜の部もお客さんが残ってくれてお話ができました。またたくさんのアンケートを回収させていただき、うれしかったです。
アンケートの内容についてはまたあらためてご紹介するかもしれません。

こんなに散らかしたのはだれですか?

「特殊相対性の女」公演レポート(5)

木々の写真が投影されたとき、森のなかでやってるみたいになりました。
顔が透き通って見えて不思議。

音倉の脚立を借りて使いました。
石村みかが登ったり降りたり、あるいはくぐり抜けたり。うまく道具として使っています。

アブナいですよー。
バランスもだけど、次の瞬間なにをやらかすやらわからない、ほんとにアブナい女優さんです。
このあと、野々宮は初めて椅子を離れ、上手側に行って、石村みかと対峙する形になります。

「特殊相対性の女」公演レポート(4)

朗読の野々宮も、椅子から動けないなりに、いろいろな姿勢で対抗します。
床には無惨に踏み荒らされた玉子の殻が。

脱ぎます。

私のピアノは、映像、朗読者、役者とアイコンタクトが取れる位置に置いてあります。そのかわり、観客のほうはまったく見えません。ま、ピアノ弾きにはよくある不自由な状況ですが。

「特殊相対性の女」公演レポート(3)

三木義一が用意してくれた映像には、さまざまなものが写っています。海、空、建物、地面、車……
これは時間軸にそって並べられ、私たちが動かすことはできないんですが、いつどこでどんな映像が現れるのかは、私たちはわざと見ないまま、知らないままステージに出ました。
ここでは庭の隅っこが写っていて、その映像のまだらな光のなかに役者と朗読者が入っている光景が、なかなかおもしろい感じです。私の演奏も、写っている映像によって影響を受けます。

野々宮卯妙が低い声で読むなか、石村みかはときおりコンテンポラリーダンスのような動きを見せます。
ときにゆっくりと、ときに激しく、セリフがないときも動きます。朗読の言葉に触発されて動くのかもしれませんし、わき起こるままの自分の衝動で動いているのかもしれません。
パフォーマンスは朗読、演劇、音楽、ダンス、美術、そういったものをすべて含み、あるいはすべての枠を越えることをねらっています。

プレゼンス=いまここにあること、自分自身であること、過去にも未来にもとらわれないいまこの瞬間を賭して、役者と朗読者と演奏家の表現が映像の前で交錯します。
石村みかはなにやら顔に塗りたくり、髪もぐしゃぐしゃにしてなにかまぶしています。

「特殊相対性の女」公演レポート(2)

あっという間に14時になり、開場。開演まで1時間あるので、お客さんはゆっくりできます。音倉は飲食ができるので、食べたり飲んだりする方が多いのです。そしてここの食事はオーガニックなのです。
みかさんも野々宮も開演直前まで客席をうろうろして、知り合いと普通に会話しています。もちろん私も。
げろきょのメンバーがたくさん来てくれました。ありがとう。そして、この人たちは独特のなごやかな雰囲気を共有していて、年齢も立場もまちまちなみんながなにやら盛りあがっています。
NVCの勉強会の知り合いも来てくれました。

15時、開演時間。
なぜかだれもなにもいわないのに、自然に客席が静まりかえって、ちょっとあせってしまいました。不思議な現象でした。
予約の方が何人かまだお見えでなかったが、ほぼ時間どおりにスタートすることに。
照明を落とし、プロジェクターの映像だけになったところへ、まず私がピアノにつきます。
しばらくプロジェクターの映像を見ます。観客に映像への注意をうながすのと、私が映像から触発される音を探す時間です。
まず、ピアノから入ります。それから野々宮が出て読み椅子につきます。
おもむろに石村みかが四角い映像の明かりのなかに入ってきます。
私のピアノが止まったら、石原みかのセリフからスタート。

ところで、よく尋ねられることをここに書いておきます。
役者の動き、音楽の入りのタイミング、読みの調子など、すべて「あらかじめ決められていること」はない、ということです。
あらかじめ決められているのは「テキスト」だけです。それを逸脱することはありません。それが唯一のルールといっていいでしょう。それ以外には、音楽も決まっておらず、メロディもコードもあらかじめ準備されているものはありません。
現場の空気、観客の様子や反応、私たち自身のコンディションや気持ち、この日この時間ここにあるというあらたな実感。そういうものを感じ、全部受け入れながら、コミュニケーションのなかでレスポンスが生まれ、展開していくのです。
あらかじめ用意された決めごとや段取りを押しきるのではなく、その場その瞬間で正直に誠実に表現していく。そういったパフォーマンスを私たちはめざしています。

「特殊相対性の女」公演レポート(1)

2010年9月19日、下北沢2010年9月19日、下北沢〈Com.Cafe 音倉〉でおこなわれた公演「特集相対性の女」の当日レポートを、写真を中心に何回かに分けてお送りします。
写真は現代朗読協会のゼミ生のふなっちが撮ってくれたものです。

9月19日当日、午前10時に羽根木の家に集合。出演者の石村みかと野々宮卯妙、手伝いの照井数男、ふなっち、野々宮妹のエミさんが集合。今回、スタッフは少数だが、劇場ではないので少人数でもなんとかなるはず。
荷物を車に。
このところ、車はいつも現代朗読リスナー協会会員の丸さんに出してもらうことが多かったのですが、あいにく今回は丸さんは北海道の実家に帰省中。なので、うららさんの車を借りることになりました。
うららさんの車は成城に置いてあったので、あらかじめ借りておいた鍵を持って私がこの日の朝に運転してきてありました。
ふなっちを助手席に乗せ、ほかは歩いて音倉へ。
搬入。といっても、たいした荷物はありません。今回は楽器や音響設備がないので簡単。

11時からセッティング。小道具の鳥かごを吊るし、照明を合わせます。
三木義一が作った映像をステージ奥の壁面に投影するんですが、そのスタート・ストップのコントロールはピアノのところから私がやることになっていました。そこでMacBookを持ちこんだのですが、なんとプロジェクターケーブルへの変換アダプタが合わないではないですか。
急きょ、ふなっちに渋谷のアップルストアに行ってもらうことになりました。すまん。
なんとかケーブルをつなぎ、投影も成功。
簡単なリハーサル。
ところで、音倉は「まかない飯」が出ます。これがまたなかなかおいしい。今回はタイカレーでした。ありがとう、音倉。

ステージはピアノ、読み椅子、鳥の羽と玉子の殻がはいった鳥かごがふたつ、玉子の殻だけのシンプルなセッティング。シンプルですが、鳥かごを作ったり、玉子の殻を集めたり、鳥の羽を用意したり、手間はかかっています。出演者みんなでアイディアを凝らしたのです。

2010/08/14

第一回(現代朗読協会の)話し方講座を終えて

今日は午前10時から3時間の所要時間で「現代朗読協会の話し方講座」でした。
参加者は8名。初回にしてはいろいろな方においでいただき、感謝です。
朗読のゼミ生もいましたが、朗読とは関係のない外部からの参加も方もいらっしゃいました。
興味深かったのは、朗読の講座やワークショップのときは、参加者のほぼ9割が女性なのに対して、今日の話し方講座では男性が多かったことです。参加動機を聞けば、やや予想していたことではありますが、職場でのスピーチや伝達など、話をする場面で思うように話せない、自分をうまく伝えることができない、それをなんとかしたい、ということでした。
これは男性に限らず、女性の参加者にもおられました。

今日の話し方講座では「現代朗読協会の」とお断りをいれているように、カルチャーセンターなどでアナウンサーの方などが指導する話し方講座とはまったく違ったアプローチの内容でおこないました。

(1)言葉まわりのフィジカルな問題。
(2)自分の身体問題(気づき)。
(3)コミュニケーション。

これ全部、現代朗読の方法の応用です。
「正しく美しい日本語の話し方」とか「どうすれば伝えたいことを正確に伝えることができるか」といった技術的なことはほとんどやりません。つまり(1)はほとんどやらない。
そうではなく、今日おこなったのは、「話し方を学ぶ」というのは、つまり「コミュニケーションを学ぶ」ことであるという切り口で、徹底的に自分から相手に、あるいは相手から自分に、なにがどのように伝わるのか、ということを実験しながらく確認してもらったということです。
たとえば、ひと前で私たちがなにかを話そうとするとき、その瞬間に自分がなにをしているのか、あるいはなにをしていないのか。相手にはなにが伝わっているのか、あるいはなにが伝わっていないのか。
自分の身体はどうなっているのか。緊張したとき、どのような対処法があるのか。
もし話そうとして、頭のなかが真っ白になってしまったとき、なにかできることはあるのか。
そういうことを、これまで「現代朗読」という実践の場で発見し、実践したことを、そのまま「話し方」というものにあてはめて、みなさんにやってもらいました。
おそらく、これまでおこなわれたどの「話し方講座」とも違う、ユニークな内容になったと思います。
それがどのくらい参加の皆さんのお役に立てたかまだわかりませんが、あたらしい発見をそれぞれの方にしていただけたのではないかと思っています。

今日の講座の実施で、私自身も学ばせていただいたことがたくさんあります。
これはまた(許されるなら)次回以降に生かしていきたいと思っています。そしてさらに、まったくあたらしい現代朗読協会の「話し方講座」の内容が充実していけるのではないかと確信させていただきました。
皆さんのご好評の声にはげまされ、またやりたい思います。
次回以降についてはあらためてアナウンスさせていただきますので、皆さんのご参加をお待ちしております。
(講師:水城ゆう)

2010/07/05

トワイライト・ストーリーズの記録5

(All photos by Tomohiro Maruyama)
一枚め。
第三部はライブワークショップ第四期参加者による演目。
「幽霊滝」という怪談と、夏目漱石『夢十夜』の「第三夜」を組み合わせた朗読。
このころには外も真っ暗になり、最初は照明をつけてやっていたけれど、だんだん落としていき、最後はペンライトによる読み明かりだけ。
演者が引きずる鈴の音などが効果をあげ、それはそれは怖い雰囲気をかもしだしていました。
大好評。







二枚め。
全部終わってから、皆さんでご挨拶。一部、二部、三部の人たち全員で。
暖かい拍手をいただきました。
皆さん、お疲れさんでした。










三枚め。
終わってから楽しい打ち上げ。お客さんも交えて。
持ち寄りった飲み物や食べ物をつまみながら、遅い時間まで盛り上がりました。これがあるからまたやりたくなるんだよね。

ちなみに、次回げろきょのライブは、明日夜の中野ピグノーズ「げろきょでないと」です。
また、この恒例ライブのほかに、単発としては、たぶん9月19日(日)に変更になると思いますが、「特殊相対性の女」があります。
みなさん、またお越しください。

トワイライト・ストーリーズの記録4

(All photos by Tomohiro Maruyama)
一枚め。
18時半からお客さんが来始めて、予想していたよりたくさんの方が来られたので、開演時間の19時には羽根木の家の座敷は満席状態。
蒸し暑いけれど、当然ながら古民家にエアコンもなく、静穏な環境にしたくて扇風機も止めてしまったのです。
そして19時、スタート。
まずは夢野久作の「卵」から。
お客さんを左右から挟むような形で6人の朗読者が読みます。
こちらは廊下側の3人。





二枚め。
縁側の3人。
こちらの背景は庭になっていて、スタート時はまだ薄明かりがある状態でした。
が、朗読が進んでいくにつれ、日はとっぷりと暮れ、いい具合に暗くなってきました。










三枚め。
第二部は久保りかさんによるひとり読み。
演目は夏目漱石の『永日小品』より「行列」という短編。
漱石の子どもたちが書斎の外の廊下を扮装して行列しながら遊んでいるという様子を描いたかわいらしい小品で、ここでお客さんはちょっとひと息ついたことでしょう。