2010/04/21

中野ピグノーズ「げろきょでないと」Vol.12、終了レポート

 昨日の夜は中野ピグノーズでの定例ライブ「げろきょでないと」の第12弾だった。
 昨日は菊地裕貴が初参戦。
 日中から雨が降りはじめ、あまりよくないコンディションのなか、いつもより30分ほど早めに家を出る。すると、小田急線が止まっている。人身事故のためにまだしばらく動きそうもない。しかも、夕方の通勤通学時刻である。とくに私の利用する梅丘駅は国士舘がキャンパスを広げたせいで、学生の数が何倍にも増えた。そして学期初めでもある。ホームには腰パンのオトコやキャバクラファッションのオンナがあふれかえっている。
 隣の隣の経堂駅には東京農大もある。もし電車が動いてやってきたとしても、車内は私の耐えられるような状況ではないと判断。いったん駅を出る。
 歩いて井の頭線の新代田に向かう。ここから京王線経由で新宿まで。時間はかかったが、不快な思いはせずにすんだ。

 新宿で裕貴ちゃんと待ち合わせ。なんだかとぼとぼしている。初ライブで緊張しているのか? 元気出させようと話しかける。
 JRで中野へ。独特の雰囲気のブロードウェイを抜けて、ビグノーズへ。
 すでに照井数男とお客さんの若い男性がひとり、来ていた。あとでこのお客は裕貴ちゃんのネットの知り合いとわかる。裕貴ちゃんの告知の書きこみを見て、わざわざ来てくれたらしい。ありがたいことだ。
 もうひとりの出演者の野々宮卯妙もやってきた。
 お客さんがひとりしかいないが、ともあれ裕貴ちゃんと初ライブをやることになった。演目は「Night Passage」。ニンゲンになる勉強をしているロボットの話。
 終わってからお客に「どうでした?」なんて、直接感想を求める。考えたら迷惑な話だ。ま、それも許されるアットホームなピグノーズのことよ。

 ほかにもお客さんがやってきた。以前、一度来ていただいたことのある男性。それからいつものizaさん。いつも本当に来てくれてうれしい。今夜はちょっと来られるのが遅かったので来られないのかなと思っていたのだが、お顔を拝見できるとニコニコしてしまう。
 フルート奏者の女性もやってきた。最近、「絶叫詩人」の方と共演したりすることがあって、その参考になるからとmizuhoさんに誘われたらしい。フリージャズピアノの大御所の板倉さんも来てくださった。
 板倉さんは詩も書かれる。その詩を裕貴ちゃんが初見で、しかも板倉さんの演奏で読んだり、照井数男が奇妙にコラージュした原稿を板倉さんとセッション朗読したりと、盛りあがる盛りあがる。私も体調不良はすっかりよい感じで、ほぼいつもの感じで楽しくやらせてもらった。
 合間に板倉さんといろいろ話をしたのだが、それがなかなかぶっとんでいた楽しかった。
「お子さんは何人いらっしゃるんですか」
 と訊けば、
「何人いるかわからん」
 というお答え。すごすぎる。また、板倉さんが旧満州の大連生まれだということがわかったり、いろいろおもしろい話を聞かせてもらった。

 来月5月の定例ピグノーズは、第一火曜日がゴールデンウイークにかぶるので、お休み。次回は第三火曜日の5月18日となる。

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