「沈黙の朗読 - 記憶が高速を超えるとき - 」にご来場いただいた方が残してくれた感想メッセージを紹介します。その節はご来場いただき、まことにありがとうございました。
メッセージのなかに照明の話が出てきますが、照明はゼミ生の照井くんにやってもらいました。ほとんど打ち合わせなしの、照明も即興セッションといっていいものでした。いい仕事してましたね。
また、よく聞かれるんですが、音楽もすべて即興です。なにも打ち合わせはなく、リハーサルもなく(そのせいで上演時間を見誤ってしまいましたが)、あるのは最初に提示されたテキストと、空間と、演者とオーディエンスが共有する時間の流れだけです。
◎朗読というのは、初めての経験でした。面白い体験の時間が持てたと思います。映画や劇は経験があったのですが、何しろ初めてで、どう聞いていいものやら。途中、客席から女性の笑い声がきこえてきて、そう、感じたままに聞けばいいのかと思えました。「沈黙」がある方が「朗読」の力が感じられました。即興の音楽は面白かった。(57歳男性)
◎沈黙なのに、自分の頭の中がごちゃごちゃしゃべってる。演者の仕草、表情を見て、また自分の中でいろんな言葉が出てくる。それがとてもおもしろかったです。無意識下の記憶、意識上の事実、互いに浮き沈みしあうのもおもしろかったです。
◎初めて「朗読」を観に来ました。前衛的でシュールな雰囲気に圧倒されましたが、笑いあり、哀しみありで、聴きごたえがありました。「沈黙」という間の情感、情景と「音」(効果音、ピアノ……)の沈黙の反面とバトル。ひとつの劇となり、素晴らしい舞台でした。パッキン!!
◎朗読というより、完全なパフォーマンスだと感じました。日ごろ、そう言えばあれこれ考えながら(ムダなことを)大事なことを忘れて生きてることをおもい出しました。それから、沈黙というのは、こちら側(聞く側)が入りこんでいれば全く苦痛でないことに気づきました。よく「演じる側が入りこむ」ということが重要視されていますが、こちら側としても、聞く側のテンションも大切なんだな、と思いました。ぜんぜん辛くなかったです。あ、裕貴ちゃん、20歳でどうしてそんなにすごいのか……
◎沈黙の朗読、とても面白かったです。刺激的でした。またお話させてください。
◎不思議な時間でした。時間が伸びたり縮んだりしてるような感覚。朗読を見るのは2回目ですが、表現力を楽しむことができてとても良かったです。照明さんとの合わせ方も素敵でしたし、音とのからみ合いがとても不思議で素敵な空間を生んでいたと思います。
◎沈黙、空間が空くことで、それまでの言葉、直前の言葉が様々な意味に変化していくように感じました。面白かったです。これだけの間を作れることがすごいと思いました。私なら焦ってどんどん話してしまう。オープニングアクトも素敵でした。暗くて切ない雰囲気が好きでした。
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