今日は午前10時から3時間の所要時間で「現代朗読協会の話し方講座」でした。
参加者は8名。初回にしてはいろいろな方においでいただき、感謝です。
朗読のゼミ生もいましたが、朗読とは関係のない外部からの参加も方もいらっしゃいました。
興味深かったのは、朗読の講座やワークショップのときは、参加者のほぼ9割が女性なのに対して、今日の話し方講座では男性が多かったことです。参加動機を聞けば、やや予想していたことではありますが、職場でのスピーチや伝達など、話をする場面で思うように話せない、自分をうまく伝えることができない、それをなんとかしたい、ということでした。
これは男性に限らず、女性の参加者にもおられました。
今日の話し方講座では「現代朗読協会の」とお断りをいれているように、カルチャーセンターなどでアナウンサーの方などが指導する話し方講座とはまったく違ったアプローチの内容でおこないました。
(1)言葉まわりのフィジカルな問題。
(2)自分の身体問題(気づき)。
(3)コミュニケーション。
これ全部、現代朗読の方法の応用です。
「正しく美しい日本語の話し方」とか「どうすれば伝えたいことを正確に伝えることができるか」といった技術的なことはほとんどやりません。つまり(1)はほとんどやらない。
そうではなく、今日おこなったのは、「話し方を学ぶ」というのは、つまり「コミュニケーションを学ぶ」ことであるという切り口で、徹底的に自分から相手に、あるいは相手から自分に、なにがどのように伝わるのか、ということを実験しながらく確認してもらったということです。
たとえば、ひと前で私たちがなにかを話そうとするとき、その瞬間に自分がなにをしているのか、あるいはなにをしていないのか。相手にはなにが伝わっているのか、あるいはなにが伝わっていないのか。
自分の身体はどうなっているのか。緊張したとき、どのような対処法があるのか。
もし話そうとして、頭のなかが真っ白になってしまったとき、なにかできることはあるのか。
そういうことを、これまで「現代朗読」という実践の場で発見し、実践したことを、そのまま「話し方」というものにあてはめて、みなさんにやってもらいました。
おそらく、これまでおこなわれたどの「話し方講座」とも違う、ユニークな内容になったと思います。
それがどのくらい参加の皆さんのお役に立てたかまだわかりませんが、あたらしい発見をそれぞれの方にしていただけたのではないかと思っています。
今日の講座の実施で、私自身も学ばせていただいたことがたくさんあります。
これはまた(許されるなら)次回以降に生かしていきたいと思っています。そしてさらに、まったくあたらしい現代朗読協会の「話し方講座」の内容が充実していけるのではないかと確信させていただきました。
皆さんのご好評の声にはげまされ、またやりたい思います。
次回以降についてはあらためてアナウンスさせていただきますので、皆さんのご参加をお待ちしております。
(講師:水城ゆう)
2010/08/14
2010/07/05
トワイライト・ストーリーズの記録5
(All photos by Tomohiro Maruyama)
一枚め。
第三部はライブワークショップ第四期参加者による演目。
「幽霊滝」という怪談と、夏目漱石『夢十夜』の「第三夜」を組み合わせた朗読。
このころには外も真っ暗になり、最初は照明をつけてやっていたけれど、だんだん落としていき、最後はペンライトによる読み明かりだけ。
演者が引きずる鈴の音などが効果をあげ、それはそれは怖い雰囲気をかもしだしていました。
大好評。
二枚め。
全部終わってから、皆さんでご挨拶。一部、二部、三部の人たち全員で。
暖かい拍手をいただきました。
皆さん、お疲れさんでした。
三枚め。
終わってから楽しい打ち上げ。お客さんも交えて。
持ち寄りった飲み物や食べ物をつまみながら、遅い時間まで盛り上がりました。これがあるからまたやりたくなるんだよね。
ちなみに、次回げろきょのライブは、明日夜の中野ピグノーズ「げろきょでないと」です。
また、この恒例ライブのほかに、単発としては、たぶん9月19日(日)に変更になると思いますが、「特殊相対性の女」があります。
みなさん、またお越しください。
一枚め。
第三部はライブワークショップ第四期参加者による演目。
「幽霊滝」という怪談と、夏目漱石『夢十夜』の「第三夜」を組み合わせた朗読。
このころには外も真っ暗になり、最初は照明をつけてやっていたけれど、だんだん落としていき、最後はペンライトによる読み明かりだけ。
演者が引きずる鈴の音などが効果をあげ、それはそれは怖い雰囲気をかもしだしていました。
大好評。
二枚め。
全部終わってから、皆さんでご挨拶。一部、二部、三部の人たち全員で。
暖かい拍手をいただきました。
皆さん、お疲れさんでした。
三枚め。
終わってから楽しい打ち上げ。お客さんも交えて。
持ち寄りった飲み物や食べ物をつまみながら、遅い時間まで盛り上がりました。これがあるからまたやりたくなるんだよね。
ちなみに、次回げろきょのライブは、明日夜の中野ピグノーズ「げろきょでないと」です。
また、この恒例ライブのほかに、単発としては、たぶん9月19日(日)に変更になると思いますが、「特殊相対性の女」があります。
みなさん、またお越しください。
トワイライト・ストーリーズの記録4
(All photos by Tomohiro Maruyama)
一枚め。
18時半からお客さんが来始めて、予想していたよりたくさんの方が来られたので、開演時間の19時には羽根木の家の座敷は満席状態。
蒸し暑いけれど、当然ながら古民家にエアコンもなく、静穏な環境にしたくて扇風機も止めてしまったのです。
そして19時、スタート。
まずは夢野久作の「卵」から。
お客さんを左右から挟むような形で6人の朗読者が読みます。
こちらは廊下側の3人。
二枚め。
縁側の3人。
こちらの背景は庭になっていて、スタート時はまだ薄明かりがある状態でした。
が、朗読が進んでいくにつれ、日はとっぷりと暮れ、いい具合に暗くなってきました。
三枚め。
第二部は久保りかさんによるひとり読み。
演目は夏目漱石の『永日小品』より「行列」という短編。
漱石の子どもたちが書斎の外の廊下を扮装して行列しながら遊んでいるという様子を描いたかわいらしい小品で、ここでお客さんはちょっとひと息ついたことでしょう。
一枚め。
18時半からお客さんが来始めて、予想していたよりたくさんの方が来られたので、開演時間の19時には羽根木の家の座敷は満席状態。
蒸し暑いけれど、当然ながら古民家にエアコンもなく、静穏な環境にしたくて扇風機も止めてしまったのです。
そして19時、スタート。
まずは夢野久作の「卵」から。
お客さんを左右から挟むような形で6人の朗読者が読みます。
こちらは廊下側の3人。
二枚め。
縁側の3人。
こちらの背景は庭になっていて、スタート時はまだ薄明かりがある状態でした。
が、朗読が進んでいくにつれ、日はとっぷりと暮れ、いい具合に暗くなってきました。
三枚め。
第二部は久保りかさんによるひとり読み。
演目は夏目漱石の『永日小品』より「行列」という短編。
漱石の子どもたちが書斎の外の廊下を扮装して行列しながら遊んでいるという様子を描いたかわいらしい小品で、ここでお客さんはちょっとひと息ついたことでしょう。
トワイライト・ストーリーズの記録3
(All photos by Tomohiro Maruyama)
一枚め。
ライブ第一部の演目「卵」のリハーサル準備。
手前の坊主頭は、観客役の糟谷くん。
この位置で観覧するととても気持ちわるい感じになるように演出しました。
みんな、まだお着替え前。
二枚め。
全員、浴衣やら衣装やらに着替えての記念撮影。
ふなっち以外、全員女性。
見よ、この華やかさ!
しかも、楽しいったらありゃしない。
三枚め。
開場直前。最後の準備。
ピアノなどの音楽機材は、客席の背後に配置してみました。
お客さんには音がいろいろなところから聞こえてくるという、サラウンド効果を狙ってみました。
一枚め。
ライブ第一部の演目「卵」のリハーサル準備。
手前の坊主頭は、観客役の糟谷くん。
この位置で観覧するととても気持ちわるい感じになるように演出しました。
みんな、まだお着替え前。
二枚め。
全員、浴衣やら衣装やらに着替えての記念撮影。
ふなっち以外、全員女性。
見よ、この華やかさ!
しかも、楽しいったらありゃしない。
三枚め。
開場直前。最後の準備。
ピアノなどの音楽機材は、客席の背後に配置してみました。
お客さんには音がいろいろなところから聞こえてくるという、サラウンド効果を狙ってみました。
トワイライト・ストーリーズの記録2
(All photos by Tomohiro Maruyama)
一枚め。
まるで信号みたい、と、たまたま着ている服の色がおもしろかったので、三人ならんでみた。
今期のライブワークショップ参加者も、こんなふうに和気あいあいとやってきた。
ライブ準備のにぎやかだった。
二枚め。
ライブ第三部の演目「幽霊滝の第三夜」のリハーサル準備。
足になにやら怪しい仕掛けを結びつけている。
これでお客さんをぞくぞくさせようという魂胆。
効果絶大だった。
三枚め。
「幽霊滝の第三夜」のリハーサル風景。
あいにくの曇り空だったが、ライブ本番に近づくつれだんだん外も暗くなってきて、雰囲気も盛り上がってきた。
一枚め。
まるで信号みたい、と、たまたま着ている服の色がおもしろかったので、三人ならんでみた。
今期のライブワークショップ参加者も、こんなふうに和気あいあいとやってきた。
ライブ準備のにぎやかだった。
二枚め。
ライブ第三部の演目「幽霊滝の第三夜」のリハーサル準備。
足になにやら怪しい仕掛けを結びつけている。
これでお客さんをぞくぞくさせようという魂胆。
効果絶大だった。
三枚め。
「幽霊滝の第三夜」のリハーサル風景。
あいにくの曇り空だったが、ライブ本番に近づくつれだんだん外も暗くなってきて、雰囲気も盛り上がってきた。
2010/07/04
トワイライト・ストーリーズの記録1
(All photos by Tomohiro Maruyama)
現代朗読リスナー協会の会員で、写真撮影や機材&人員運搬に多大なる貢献をいただいている丸さんが、先日の「トワイライト・ストーリーズ」の模様を準備段階から密着撮影してくれたので、ピックアップして少しずつ紹介していきたい。
まずは1枚め。
音響機材(つまり楽器関係)のセッティングを手伝ってくれている久保りか嬢。
彼女はベーシックコースの参加者で、スタート時は参加者がふたりいたのだが、いつのまにかおひとりフェードアウトされてしまい、結局、たったひとりの参加者となって最後まで残ってくれた。
そして今回、「トワイライト・ストーリーズ」に参加するにあたって、やはり唯一の「ひとり読み」としてプログラムにはいることになった。
ほかに朝ゼミのメンバーやライブワークショップのメンバーがいるなか、ひとりだけだったのだが、なにかと私をサポートしてくれてありがたかった。もちろん、他メンバーとも打ちとけて仲良くなったようである。
2枚め。
ライブ会場となる座敷の床の間のしつらえをやってくれているみんな。
現代朗読協会「羽根木の家」は築75年の古民家であり、ワークショップやゼミ、そして今回のライブも畳敷きの座敷で行なう。
この写真の左手外には庭がある。
床の間はいつも、雑然とした物置状態になっているのだが、さすがに今回のライブではそれを片付けて、なにか飾り付けをしようということになった。
お膳を積みあげて(これこそまさにお膳立て)、そこに着物の帯をかけ(出演者のひとりの木多村さんが持ってきてくれた)、よってたかって飾り付けをしている様子。
甚平姿のふなっちが写っているが、果たして役に立っているのやらいないのやら。
3枚め。
完成したしつらえ。
上に折り紙が飾られている。
この折り紙はみんなで折ったもので、ここに写っている鶴のほかに、いくつかあった。その際、私のiPhoneにはいっていた折り紙アプリが活躍した。
まぁやん、小梅さん、木多村さん、ふなっちらが取りくんでいたようだった。
現代朗読リスナー協会の会員で、写真撮影や機材&人員運搬に多大なる貢献をいただいている丸さんが、先日の「トワイライト・ストーリーズ」の模様を準備段階から密着撮影してくれたので、ピックアップして少しずつ紹介していきたい。
まずは1枚め。
音響機材(つまり楽器関係)のセッティングを手伝ってくれている久保りか嬢。
彼女はベーシックコースの参加者で、スタート時は参加者がふたりいたのだが、いつのまにかおひとりフェードアウトされてしまい、結局、たったひとりの参加者となって最後まで残ってくれた。
そして今回、「トワイライト・ストーリーズ」に参加するにあたって、やはり唯一の「ひとり読み」としてプログラムにはいることになった。
ほかに朝ゼミのメンバーやライブワークショップのメンバーがいるなか、ひとりだけだったのだが、なにかと私をサポートしてくれてありがたかった。もちろん、他メンバーとも打ちとけて仲良くなったようである。
2枚め。
ライブ会場となる座敷の床の間のしつらえをやってくれているみんな。
現代朗読協会「羽根木の家」は築75年の古民家であり、ワークショップやゼミ、そして今回のライブも畳敷きの座敷で行なう。
この写真の左手外には庭がある。
床の間はいつも、雑然とした物置状態になっているのだが、さすがに今回のライブではそれを片付けて、なにか飾り付けをしようということになった。
お膳を積みあげて(これこそまさにお膳立て)、そこに着物の帯をかけ(出演者のひとりの木多村さんが持ってきてくれた)、よってたかって飾り付けをしている様子。
甚平姿のふなっちが写っているが、果たして役に立っているのやらいないのやら。
3枚め。
完成したしつらえ。
上に折り紙が飾られている。
この折り紙はみんなで折ったもので、ここに写っている鶴のほかに、いくつかあった。その際、私のiPhoneにはいっていた折り紙アプリが活躍した。
まぁやん、小梅さん、木多村さん、ふなっちらが取りくんでいたようだった。
2010/06/02
中野ピグノーズ「げろきょでないと」Vol.14、終了レポート
2010年6月1日、火曜日。夜、中野ピグノーズへ。中野駅で照井くんと偶然合流する。
今日の出演は、私のほかに、初回からずっと連続出演(一度も抜けてない)の野々宮卯妙と照井数夫。いわば基本メンバー。が、このふたり以外に、今回はゲストや飛び入りが多くてにぎやかになった。
まず、先日羽根木の家に遊びに来たヴォイスパフォーマーの徳久ウィリアムさん。
それから、ジャズフルート奏者の北沢直子さん。
ピアニストの中村さん。
ゼミ生の麻紀ちゃんと友達も来てくれた。
ほかにも何度か来てくれたことのある常連の方が何人か。
いつものizaさんとまるさんも来てくれて、狭い店は窮屈なほどにぎやかに。
今日はハイライトがいくつかあって、まずは徳久さんのヴォイスパフォーマンス。
アラブ系の奇妙な話を、聴いたこともないような「ヴォイス」を混ぜながらいくつか聞かせてくれた。私もからんでみたが、実に不思議な雰囲気で、初めての体験だった。
純フリー演奏も一緒にやらせてもらった。おもしろかった。
また、北沢さんにフルート演奏で参加してもらった。朗読にフリー系でからむのもやったし、息抜き的にスタンダードナンバーを一緒に演奏したりもした。これも楽しかった。
北沢さんは朗読にからむのがおもしろい、といってくれて、純粋な音楽ライブもいいけれどこれからは朗読を交えたライブもみんなが楽しんでくれるようになってくれればいいと思っている私はうれしかった。
麻紀ちゃんにも読んでもらった。私の「しょぼん電車」という作品。
ひょっとしてだれかに読んでもらったのはこれが初めてかもしれない。北沢さんにフルートで参加してもらった。
照井くんが準備してきた、パソコンを使ったトリッキーな朗読パフォーマンスにも挑戦。
野々宮卯妙が仕込み音とイフェクト音の中、森鴎外の『寒山拾得』を読む。これはまだまだ改良の余地があるが、けっこうおもしろいかもしれない。
今回も終電間際まで楽しませてもらった。また、大いなる学びをたくさんいただいた。
ご来場いただいた方々、共演してくれた人たち、ありがとう。次回もまたよろしく。
次回「げろきょでないと」は6月15日です。
2010/05/19
中野ピグノーズ「げろきょでないと」Vol.13、終了レポート
毎月2回、第一・第三火曜日の夜にやっている朗読と音楽のライブ「げろきょでないと」だが、5月はゴールデンウイークがあったので、第一週は休み。第三週の昨日18日に、13回めとなるライブが行なわれた。
昨日の出演者は私(ピアノ)以外に、野々宮卯妙、照井数男、菊地裕貴の3人の朗読。菊地裕貴は前回につづいて2回めの登場。野々宮と照井はこのところずっとつづけて出演している。
昨日の演目は大変バラエティに富んでいた。照井数男が太宰治の作品の初朗読をしたほか、菊地裕貴が私の「初霜」という14歳の少女の話を暗くくらく読む。野々宮も私のサウンドスケッチ作品を読んだ。
野々宮と菊地裕貴によるツイン朗読もあった。「温室」と、夏目漱石の「夢十夜」から第十夜は、このところツイン朗読をやることが多くなったこのコンビでの大変息のあった、しかし即興的な表現がおもしろかった。
今回一番おもしろかったのは、照井数男がみずから準備してきた一種の「前衛朗読」である。芥川龍之介の「蛙」という、どちらかというと癖はあるが他愛のない短い作品を読んだのだが、これをあらかじめ読んで音響的処理をほどこしたCDを流しながら読んだのだ。これが非常におもしろい効果をあげていた。
いわば過去に違う場所で録音され、処理された音が、いまいるリアルな照井数男の声と重なっている。リアルな照井が、むしろ過去の照井の声にペースを合わさなければならなかったり、読み方を指示されたりする。といいつつ、やはりリアルな照井はその場に生身で存在し、我々はそれを聴いているのだ。
おもしろかった。このスタイルはまたやってみてほしい。
来客もいろいろで、楽しかった。アイ文庫のオーディオブック・リーダーの育成講座を受けた人たちや、常連のマルさん、ひづるさんは「祈る人」の朗読に参加してくれた。現代朗読協会のワークショップを受けた方もいらしてくれた。
英語の歌の歌詞を朗読してくれたりそのまま歌ってくれたオギノさん、フリージャズピアニストの板倉さんがいつものようにいらしていただいた。
ネットで知ったという若い男がひとりいたが、大変たちが悪いやつで、私たちの大切な共演者である菊地裕貴に不快な思いをさせたので、以後、出入り禁止に処す。
いろいろあったが、このところどんどん盛り上がってきて、音楽を超える朗読ライブの可能性が毎回噴出してきているので、ぜひ皆さんも目撃者あるいは当事者になってほしい。
次回「げろきょでないと」は6月1日(火)、中野ピグノーズにて20時スタート。
昨日の出演者は私(ピアノ)以外に、野々宮卯妙、照井数男、菊地裕貴の3人の朗読。菊地裕貴は前回につづいて2回めの登場。野々宮と照井はこのところずっとつづけて出演している。
昨日の演目は大変バラエティに富んでいた。照井数男が太宰治の作品の初朗読をしたほか、菊地裕貴が私の「初霜」という14歳の少女の話を暗くくらく読む。野々宮も私のサウンドスケッチ作品を読んだ。
野々宮と菊地裕貴によるツイン朗読もあった。「温室」と、夏目漱石の「夢十夜」から第十夜は、このところツイン朗読をやることが多くなったこのコンビでの大変息のあった、しかし即興的な表現がおもしろかった。
今回一番おもしろかったのは、照井数男がみずから準備してきた一種の「前衛朗読」である。芥川龍之介の「蛙」という、どちらかというと癖はあるが他愛のない短い作品を読んだのだが、これをあらかじめ読んで音響的処理をほどこしたCDを流しながら読んだのだ。これが非常におもしろい効果をあげていた。
いわば過去に違う場所で録音され、処理された音が、いまいるリアルな照井数男の声と重なっている。リアルな照井が、むしろ過去の照井の声にペースを合わさなければならなかったり、読み方を指示されたりする。といいつつ、やはりリアルな照井はその場に生身で存在し、我々はそれを聴いているのだ。
おもしろかった。このスタイルはまたやってみてほしい。
来客もいろいろで、楽しかった。アイ文庫のオーディオブック・リーダーの育成講座を受けた人たちや、常連のマルさん、ひづるさんは「祈る人」の朗読に参加してくれた。現代朗読協会のワークショップを受けた方もいらしてくれた。
英語の歌の歌詞を朗読してくれたりそのまま歌ってくれたオギノさん、フリージャズピアニストの板倉さんがいつものようにいらしていただいた。
ネットで知ったという若い男がひとりいたが、大変たちが悪いやつで、私たちの大切な共演者である菊地裕貴に不快な思いをさせたので、以後、出入り禁止に処す。
いろいろあったが、このところどんどん盛り上がってきて、音楽を超える朗読ライブの可能性が毎回噴出してきているので、ぜひ皆さんも目撃者あるいは当事者になってほしい。
次回「げろきょでないと」は6月1日(火)、中野ピグノーズにて20時スタート。
2010/04/21
中野ピグノーズ「げろきょでないと」Vol.12、終了レポート
昨日の夜は中野ピグノーズでの定例ライブ「げろきょでないと」の第12弾だった。昨日は菊地裕貴が初参戦。
日中から雨が降りはじめ、あまりよくないコンディションのなか、いつもより30分ほど早めに家を出る。すると、小田急線が止まっている。人身事故のためにまだしばらく動きそうもない。しかも、夕方の通勤通学時刻である。とくに私の利用する梅丘駅は国士舘がキャンパスを広げたせいで、学生の数が何倍にも増えた。そして学期初めでもある。ホームには腰パンのオトコやキャバクラファッションのオンナがあふれかえっている。
隣の隣の経堂駅には東京農大もある。もし電車が動いてやってきたとしても、車内は私の耐えられるような状況ではないと判断。いったん駅を出る。
歩いて井の頭線の新代田に向かう。ここから京王線経由で新宿まで。時間はかかったが、不快な思いはせずにすんだ。
新宿で裕貴ちゃんと待ち合わせ。なんだかとぼとぼしている。初ライブで緊張しているのか? 元気出させようと話しかける。
JRで中野へ。独特の雰囲気のブロードウェイを抜けて、ビグノーズへ。
すでに照井数男とお客さんの若い男性がひとり、来ていた。あとでこのお客は裕貴ちゃんのネットの知り合いとわかる。裕貴ちゃんの告知の書きこみを見て、わざわざ来てくれたらしい。ありがたいことだ。
もうひとりの出演者の野々宮卯妙もやってきた。
お客さんがひとりしかいないが、ともあれ裕貴ちゃんと初ライブをやることになった。演目は「Night Passage」。ニンゲンになる勉強をしているロボットの話。
終わってからお客に「どうでした?」なんて、直接感想を求める。考えたら迷惑な話だ。ま、それも許されるアットホームなピグノーズのことよ。
ほかにもお客さんがやってきた。以前、一度来ていただいたことのある男性。それからいつものizaさん。いつも本当に来てくれてうれしい。今夜はちょっと来られるのが遅かったので来られないのかなと思っていたのだが、お顔を拝見できるとニコニコしてしまう。
フルート奏者の女性もやってきた。最近、「絶叫詩人」の方と共演したりすることがあって、その参考になるからとmizuhoさんに誘われたらしい。フリージャズピアノの大御所の板倉さんも来てくださった。
板倉さんは詩も書かれる。その詩を裕貴ちゃんが初見で、しかも板倉さんの演奏で読んだり、照井数男が奇妙にコラージュした原稿を板倉さんとセッション朗読したりと、盛りあがる盛りあがる。私も体調不良はすっかりよい感じで、ほぼいつもの感じで楽しくやらせてもらった。
合間に板倉さんといろいろ話をしたのだが、それがなかなかぶっとんでいた楽しかった。
「お子さんは何人いらっしゃるんですか」
と訊けば、
「何人いるかわからん」
というお答え。すごすぎる。また、板倉さんが旧満州の大連生まれだということがわかったり、いろいろおもしろい話を聞かせてもらった。
来月5月の定例ピグノーズは、第一火曜日がゴールデンウイークにかぶるので、お休み。次回は第三火曜日の5月18日となる。
2010/04/19
明日は「げろきょでないと」第12弾@中野ピグノーズ
中野ピグノーズでの現代朗読協会の公式定例ライブ「げろきょでないと」も、明日で12回めを迎える。
体調はまだ完全とはいえないが、前回よりはそうとうまし。
そして明日は、菊地裕貴が初参加。
菊地裕貴は現役の芸大生パフォーマーで、先月 plan-B でおこなわれた「沈黙の朗読」のオープニングアクトで女子高校生の制服を着て三輪車をこいで出てきた姿は記憶に新しい。まあ、明日は普通の格好だとは思うが。
というわけで、皆さんのご来場をお待ちしております。
◎日時 2010年4月20日(火) 20:00-22:00
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代
※このライブの模様は随時、YouTubeにUPしています。「pignose 現代朗読協会」というキーワードでクロス検索してみてください。
体調はまだ完全とはいえないが、前回よりはそうとうまし。
そして明日は、菊地裕貴が初参加。
菊地裕貴は現役の芸大生パフォーマーで、先月 plan-B でおこなわれた「沈黙の朗読」のオープニングアクトで女子高校生の制服を着て三輪車をこいで出てきた姿は記憶に新しい。まあ、明日は普通の格好だとは思うが。
というわけで、皆さんのご来場をお待ちしております。
◎日時 2010年4月20日(火) 20:00-22:00
◎場所 中野Pignose(中野区新井1-14-16)
◎料金 ミュージックチャージ 1,500円ほか飲食代
※このライブの模様は随時、YouTubeにUPしています。「pignose 現代朗読協会」というキーワードでクロス検索してみてください。
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