2010/02/16

駒沢小学校で朗読プログラム「Kenji」を上演した

 寒い。雨はあがったが、冷えこんでいる。
 昨夜、遅かったのだが、がんばって早起きして、羽根木に向かう。今日は世田谷区立駒沢小学校で「Kenji」の公演をおこなう。そのための機材準備。事前調べで、マイクの本数が足りないことがわかっていたので、こちらから2本、マイクとマイクスタンドを持っていくことにした。
 卯妙さんに手伝ってもらって、電車でえっちらおっちらと運ぶ。午前8時半の井の頭線。殺人的な通勤ラッシュを覚悟していたが、案外そうでもなく、運ぶのは楽だった。田園都市線はもちろん、ラッシュとは反対方向なので、ガラガラ。
 駒沢大学駅に着くと、すでに弓削ちゃんと玲ちゃん、そして今回手伝ってくれる唐さんも来ていた。近くのおにぎり屋でおにぎりを買って、軽く腹ごしらえ。そうこうするうちに雅世ちゃんと由貴さんも来る。歩いて駒沢小学校へ。

 体育館で立ち位置決めとマイクのセッティング。
 ほどなく世田谷文学館の根岸さんや手伝いの人たち、カメラマンの人も来て、ピアノを動かしたりしてセッティングは完了。控え室へ。
 それにしても、寒い。ピアノを弾けるのか心配なほど。
 出番が近づき、ふたたび体育館に移動して、今度は照明合わせ。体育館の暗幕を全部引いてもらい、スポットライトをあててもらう。音合わせも。

 10:45から3時間めが始まり、しばらくすると小学生たちがにぎやかに入ってくる。我々はステージの袖で待機。
 最初に根岸さんが簡単な挨拶をして、すぐ朗読がスタート。
 驚いたことに、最初から最後まで、小学一年生から六年生まで、全員が食いつくように集中して見聞きしてくれた。途中、卯妙さんが子どもたちにちょっかいを出して大騒ぎになったり、笑い声があがったりと、楽しい場面もあった。これほどまでに子どもたちが集中してくれ、また私たちと一体となって賢治の世界を共有してくれたのは、本当にうれしかった。私たちにとってもすばらしい経験となった。
 終わってから大拍手を浴び、またたくさん質問の手があがって、少しだけ子どもたちと話ができたのも楽しかった。

 今日はこれから、中野ピグノーズでの「げろきょでないと」に出かける。ライブのダブルヘッダーである。

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